PCX

PCX(JK05)にホンダ純正グリップヒーター取り付け

左グリップヒーター

PCXにホンダ純正のスポーツグリップヒーターを取り付けました。
少し手間取るところもありましたが、約2時間で取り付け完了。
PCX(JK05)の装着例はまだネットにも情報が少なく、分からないことも多かったのでこの記事が参考になれば嬉しいです。

そして、取り付けた感想からいうと「最高」でした。
最初からオプション装着で販売してほしいくらいです。

いっしー

必要な部品や工具も含めて取り付け方法を説明していきます

PCX(JK05)用のスポーツグリップヒーター

グリップヒーター本体と取付アタッチメント

PCXに取り付けるために必要なスポーツグリップヒーターは「グリップヒーター本体」と「PCX用の取り付けアタッチメント」の2つです。

セットで販売されているものもあります。

特徴

  • グリップが太くならない(グリップヒーターの違和感が少ない)
  • 温度5段階調整
  • 電圧低下時自動で停止

購入前の大きなポイントとしては、電圧低下時の自動停止とヒーターが全周にあることでした。
実際に取り付けてみたところ良かったところは、

  • 必要なものが全てそろっている
  • きれいに装着できる
  • 配線の取り回しが少ない

でした。

デメリットしては高価なところです。
KIJIMAやデイトナの汎用的なものと比べると相当高い。

取り付け

グリップヒーターを取り付けていきましたが、苦労したのは「左バーエンドの取り外し」と「左グリップヒータの取り付け」でした。
他の作業についてはそんなに難しいことはありませんでしたが、いつものごとくはめ込みを外していくには勇気がいることくらいです。

フロントカウル取り外し

フロントばらした後

まず、結論からいうとここまでフロントをばらす必要があります。

いっしー

それでは、ばらしていきますよー

フロントガーニッシュネジ取り外し

スクリーン下部にあるネジを2本外します。

フロントガーニッシュのピンを外す

フロントガーニッシュ上部に内張り剥がしをいれて、ロックされているのを外します。

左右を外したら手前に引き抜きます。
この時、上に持ち上げないようにしてください。前方向いてピンがささっているので折れます。

フロントガーニッシュ取り外し完了

フロントガーニッシュを取り外しました。
ここまでできればネジとピンを外していくだけなので、フロントのばらしはできたも同然。

取り外したフロントガーニッシュの裏面はこの様になっています。
取り外す時の参考にしてください。

ネジを4本外してスクリーンを外します。

スクリーン取り外し

6本のピンを外してメーターパネルのカバーを取り外します。

これでフロントバラシが完了して、コネクタにアクセスできるようになりました。

グリップ交換

グリップ交換で苦労した点は2点

  • 左バーエンドのネジが回らない
  • 左グリップが入らない

でした。

マニュアルではエンジンにアクセスできるようにして、アクセルワイヤーの遊びを作るように書いていましたが、アクセルグリップすぐのアクセルワイヤー調整を緩めて取り付け取り外しできました。

エンジンむき出し

ここまでばらしたのに無駄に終わりました。

スロットルグリップを交換します。
まずはグリップエンドのネジを外して、グリップエンドを取り外します。

スロットルワイヤーアクセス

スロットル部分をばらして、スロットルワイヤーを取り外します。
この時、グリップ近くのアクセルワイヤーの調整をすることで簡単に取りはずしできました。

アクセルグリップ交換完了

グリップエンドは再利用しますが、グリップが配線分長くなるので、調整するために付属のカラーとボルトを使います。

いっしー

この辺りが純正品の良さですね

問題の左グリップ交換を始めます。

グリップエンドのネジが固すぎてドライバーでは回りませんでした。
インパクトドライバーを使うとネジが回って、グリップエンドが外れました。

左グリップエンド取り外し

グリップを取り外します。
慣れてないと苦労するかもしれませんが、二度と使わないのならハサミで切ってもいいです。

左グリップ取り外し

古い接着剤はきれいに拭き取ってください。
新しい左グリップがきっつきつなので少しの接着剤でも抵抗になります。

左グリップ取り付け完了

きっつきつだったので接着剤も使わず、グリップエンドに板をあてて槌で叩き込みました。

グリップヒーター配線

PCXにはグリップヒーターを取り付けるためのカプラやキボシが配線済みです。

そのため電工工具は必要ありません。

説明書にしたがい、ハーネスのテープをはがすと現れます。

グリップヒーター配線

左右のグリップを配線して、フロントのカプラーからダミーカプラーを外して、ヒータコントローラを取り付けます。

結線が全部終わったら、動作チェックしてください。

動作に問題ないことが確認できたら固定していきます。

ヒータコントローラを付属の両面テープで固定します。
この後、グリップの配線をテープで固定していきますが、防水性が高い自己癒着テープがおすすめです。
ネットでも販売していますが、ダイソーにも売ってました。

自己癒着テープ左グリップ
自己癒着テープ右グリップ

両方のグリップ配線を自己癒着テープでぐるぐる巻にしました。
念の為にもう一度動作確認をした後、フロント部分を元の状態に戻しました。
カバーを外すのは難しいですが、はめていくのは簡単です。

まとめ

取り付けした後に少し走ってきました。
もちろんグリップヒーターをオンにして。

電源を入れると一番暖かいモードになっていて、数分で暖かくなりました。
まだ日中ということもあり、一番暖かいモードでは熱すぎるので、一番弱いモードに変更。
それでもほんのり温かく、これは真冬にはいいなぁと思いました。

操作方法は、一度押すと電源が入り一番暖かいモードになります。
押す毎に、5→4→3→2→1と下がっていきもう一度押すと5に戻ります。
長押しすると電源が切れます。
操作がとてもしやすい位置にボタンがあります。
ボタンは大きいのでグローブをしていても操作性はいいと思います。

あとは、これつけたら最強なんだろうな。