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会社員じゃない人にもオススメ!「ちょっと今から仕事やめてくる」を読んだので感想

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どうも!いっしーです。

「ちょっと今から仕事やめてくる」を読んだので感想です。

 

その前に、この本をススメてくれたのは中学2年生の息子でした。

「お父さん、面白いからこの本読んでみて」と持ってきたのです。

初めてのことでとても驚きましたが、せっかくなので読んでみることに。

 

 

あらすじ

ブラック企業にこき使われて心身共に衰弱した隆は、無意識に線路に飛び込もうとしたところを「ヤマモト」と名乗る男に助けられた。
 同級生を自称する彼に心を開き、何かと助けてもらう隆だが、本物の同級生は海外滞在中ということがわかる。
 なぜ赤の他人をここまで気にかけてくれるのか? 気になった隆は、彼の名前で個人情報をネット検索するが、出てきたのは、三年前に激務で鬱になり自殺した男のニュースだった――

引用元:http://mwbunko.com/978-4-04-869271-7/

 

 

映画にもなっているのでコマーシャルを見かけたこともある。

映画の予告がいかにもブラック企業ぽかったのが印象的

youtu.be

特に印象的だったのがブラック企業の上司役をしている吉田鋼太郎

あまりにも個性が強すぎる。こんな上司は嫌だ!

 

 

読む前の印象としては、ブラック企業に勤めている疲れた会社員がいて、それを福士蒼汰が説得して仕事やめさせる。くらいにしか思っていませんでした。

 

 

 

現代社会の真実をついている

電通の問題や、NHKの問題、会社が大きいのでテレビでも取り上げられるが、小さい会社がテレビに取り上げられることはまずない。

今の日本には根本的にある問題だ。

 

単純にやめたらいいと思うのは他人事だから、本人にとっては辞めるということはあってはならないことなのである。
その葛藤も上手く描かれている。

 

どこからがブラック企業という線引は難しいが、わたしの解釈では「長時間労働」「達成できないノルマ」「上司や同僚からのパワハラやセクハラ」これの一つでも当てはまればブラック企業と思っている。

 

わたしの会社でも納期を最優先するあまり、長時間労働をしないといけなくなる時があるのでブラック企業となることもある。

 

 

 

とても読みやすい

この小説、とっても読みやすいんです。

スラスラと読めるんです。

あまり考えずに読めるという感じです。

 

著者は北川恵海さん。こんなにも読みやすい文章に出会ったのは初めてです。

 

 

 

さいごに

会社員でもない中学生がこの本を読んで面白かったと思えることに驚きました。

もし、この子が会社員として社会に出て、こういう問題に当たった時は是非家族や友達の事を思い出してほしい。

自殺は絶対にしてはならないことなのだ!

 

 

もちろん会社員が読んでもおもしろい本です。

働く上で悩みがない人なんていません。

タイトルがあまりにも当たり前のことを言ってるので読むのを躊躇している方もいそうですが、内容はそんな単純なことではなくとても面白い内容となっています。

 

 

 

北川恵海さんの別作品はこちら