どうも!リーマンブロガーのいっしーです。
ちょうど1年前にこのような記事を書きました。
それからテレワークの環境整備はさらに進み、ほとんど会社に来なくても仕事ができる環境となりました。
目次
BCP対策や在宅ワークのために仕組みを構築
わたしの会社は高知県にあるので津波が心配な県ではありますが、幸いにも会社は四国山脈に近いところにあるので津波の心配がありません。
しかし、もし津波が来たら自宅からの道が分断され出社できなくなるのです。
そんなこともありテレワークの導入が急務だと思いました。
また、高知県では技術者の確保が大変です。
今後は、在宅ワークなども考慮することで、少しでも技術者を確保できるのは?と考えテレワークのシステムを急いで構築することにしました。
「隠れ残業」が問題に
テレワークが可能となり、これから!という時に問題が発覚しました。
なんと休日なども会社に出社せずに仕事する社員が出始めたのです。
これでは会社はその社員の勤務状況を全く把握できなくなります。
頭をつかう仕事なのに、体力勝負になっている。
こういうSEが開発したシステムってほんと人力まるだしで、無理やりコーディングでやっつけてることが多いです。
データベースの設計をもう少し考えれば、プログラミング量が減るところが多々見られます。
しっかり休んで、頭をクリアにした状態でシステム開発を行うべきです。
1日24時間あると思っている。
仕事できる時間は8時間しかないという意識が必要です。
テレワークにより、帰宅してからでも仕事ができる。休日でも仕事ができると思うのです。
それにより、仕様の追加なども安易に引き受けてしまうのです。
日中の仕事効率を下げているかもしれません。
24時間あると思うことにより、自分では気づかないうちに集中力が下がり、仕事の効率化を考えずに時間で解決しようとします。
とにかく毎日定時で帰る!という強い意識を持つことが、時間を有効活用できる効率がよい社員が育つものです。
そもそも仕事が多すぎるのではないか?
この状況も多々あります。
- 仕様変更を全部聞き入れてしまう
- 次の仕事をどんどんいれてしまう
- 外出が多い
などなど、色んな理由はあるでしょうが、少しづつ直していかないといいシステムが作れないので結局は自分にはね返ってきます。
自分に全部閉じ込めてしまわず、上長にも気軽に相談できる環境も必要でしょう。
残業代がつかないので出社する必要なし
これはわたしの会社特有の問題かもしれない。
わたしの会社って開発部門は基本的に残業代ってつかないんです。
残業代の代わりに、成果報酬ということで給与に反映されるシステムとなっています。
成果報酬なので別に仕事する場所はどこでも構いません。
わたしはどこでも仕事できるスタンスが、とてもいいと思ってテレワークを推進したのですが、これが逆に出社せずに仕事をするという隠れ残業につながっているかもしれません。
とても残念です。
会社側として考えてみた
会社としては所定労働時間以上に働いてもらいたいなど考えていません。
ブラック企業には全くなりたくなく、できるだけホワイトな企業でありたいと思っています。
ただし、ここで矛盾が発生します。
お客様からの納期は守ってほしいのです。
お客様の納品希望日は様々です。決算に合わせてとか、人事異動に合わせてとか、新しい事務所や店舗のオープンに合わせてとか・・・
プロジェクトによっては、厳しい納期を迫られることもあるでしょう。
この時、どうしても所定労働時間以上に働く必要がでてくるのです。
もちろん会社側としてのスタンスは変わらないので、人材の投入などしたいところなんですが、余剰人員がいなかったり、ギリギリになるまでプロジェクトマネージャー言わなかったりなど理由は様々です。
余剰人員は必要だとわたしは強く思っています。余剰人員がいるからこそ、飛び込みの仕事もできるのです。
しかし、ここでも問題があります。
- 会社側からすると、余ってる人はいないほうがいい
- 本人からすると、成果が発生しないので給与が少なくなる
難しい問題です。
しかしこれからも所定労働時間以上にはできるだけ働かない努力をしていきます。
みんなが定時で帰られる会社は素敵だと思います。
どうやって隠れ残業を抑止するか
まずは、社内での通達は必至でしょう。
通達するだけでなく、どうして隠れ残業がダメなのかも含めて社員に分かってもらう必要があります。
しかしそれだけでは抑止できないのは分かってるので、実態を調査する必要があります。
わたしの会社では会社支給のパソコンには操作ログを取得するソフトウェアを導入しているので、こちらのソフトウェアで実態を調査しています。
しかし、自宅のパソコンで開発環境を構築されたら・・・
心配ごとはつきませんが、一歩一歩できるところから始めていきます。
さいごに
これからテレワークの整備をされようと考えている方々の参考になればと思い、この記事を書いて公開することにしました。
わたしの会社のような小さな会社でも問題になるのに、大企業はどうしてるんだろ?
テレワークのシステムはできたが、このシステムをまわしていくための仕組みづくりはまだまだこれからです。